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<市川喜一 著作集 第17巻 目次>

[ ル カ 福 音 書 講 解T ]

          ― ルカ福音書(三〜九章)講解 ―

まえがき 2

序 論 ルカ二部作の成立 5
   第一節 ルカの福音提示 7
   第二節 異邦人への福音書 21
   第三節 ルカ二部作の構想 26
   第四節 ルカの資料と叙述 38
結 び ルカ二部作出現の意義 48

第一部 ガリラヤにおける「神の国」告知 53
    はじめに ― 「誕生物語」の扱いと講解の進め方 54

第一章 洗礼者ヨハネとイエスの登場 59
  13 洗礼者ヨハネ、教えを宣べる(3章 1〜20節) 60
  14 イエス、バプテスマを受ける(3章21〜22節) 84
  15 イエスの系図(3章23〜38節) 90
  16 誘惑を受ける(4章 1〜13節) 93

第二章 ガリラヤ伝道の開始 109

    補説 1 ガリラヤの歴史と社会 110
補説 2 イエスの生い立ち 126

  17 ガリラヤで伝道を始める(4章14〜15節) 137
  18 ナザレで受け入れられない(4章16〜30節) 141
  19 汚れた霊に取りつかれた男をいやす(4章31〜37節) 152
  20 多くの病人をいやす(4章38〜41節) 157
  21 巡回して宣教する(4章42〜44節) 162

第三章 恩恵の場への招き 169
  22 漁師を弟子にする(5章1〜11節) 173
  23 重い皮膚病を患っている人をいやす(5章12〜16節) 184
  24 中風の人をいやす(5章17〜26節) 190
  25 レビを弟子にする(5章27〜32節) 199
  26 断食についての問答(5章33〜39節) 212
  27 安息日に麦の穂を摘む(6章1〜5節) 226
  28 手の萎えた人をいやす(6章6〜11節) 239
  29 十二人を選ぶ(6章12〜16節) 246

第四章 恩恵の場に生きる ― 「平地の説教」  255
  30 おびただしい病人をいやす(6章17〜19節) 257
  31 幸いと不幸(6章20〜26節) 260
  32 敵を愛しなさい(6章27〜36節) 271
  33 人を裁くな(6章37〜42節) 288
  34 実によって木を知る(6章43〜45節) 298
  35 家と土台(6章46〜49節) 300
第五章 神の訪れの時 305
  36 百人隊長の僕をいやす(7章1〜10節) 307
  37 やもめの息子を生き返らせる(7章11〜17節) 313
  38 洗礼者ヨハネとイエス(7章18〜35節) 320
  39 罪深い女を赦す(7章36〜50節) 333

第六章 ガリラヤ巡回伝道の進展 347
  40 婦人たち、奉仕する(8章1〜3節) 349
  41「種を蒔く人」のたとえ(8章4〜8節) 353
  42 たとえを用いて話す理由(8章9〜10節) 357
  43「種を蒔く人」のたとえの説明(8章11〜15節) 359
  44「ともし火」のたとえ(8章16〜18節) 362
  45 イエスの母、兄弟(8章19〜21節) 366
  46 突風を静める(8章22〜25節) 370
  47 悪霊に取りつかれたゲラサの人をいやす(8章26〜39節) 374
  48 ヤイロの娘とイエスの服に触れる女(8章40〜56節) 382

第七章 苦しみを受ける人の子 393
  49 十二人を派遣する(9章1〜6節) 395
  50 ヘロデ、戸惑う(9章7〜9節) 397
  51 五千人に食べ物を与える(9章10〜17節) 400
  52 ペトロ、信仰を言い表す(9章18〜20節) 410
  53 イエス、死と復活を予告する(9章21〜27節) 413
  54 イエスの姿が変わる(9章28〜36節) 429
  55 悪霊に取りつかれた子をいやす(9章37〜43節a) 440
  56 再び自分の死を予告する(9章43節b〜45節) 444
  57 いちばん偉い者(9章46〜48節) 446
  58 逆らわない者は味方(9章49〜50節) 448

 第一部をふりかえって 450

あとがき 458



凡 例

 1 本書は、新共同訳「ルカによる福音書」による、ルカ福音書の段落ごとの講解である。
   段落分けは新共同訳に従い、便宜上、段落に通し番号をつける。

 2 新共同訳の他に各種翻訳を参考にし、必要な場合は原文からの私訳を用いる。そのさい底本には、
   Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece, 27th Edition (1993) を用いる。

 3 聖書の原語(ギリシア語、ヘブライ語、アラム語)は、《 》で囲まれたカタカナで表記する。

 4 一段下げて小さい文字で書かれている部分は、やや立ち入った議論や解説のための注記である。
   この注記は飛ばして本文だけ読み進んでもよい。

5 本書で、書名のない数字だけの引用箇所はすべて、ルカ福音書の章と節である。

     聖書引用 「 聖書 新共同訳 」
     ○C 共同訳聖書実行委員会 Executive Committee of The Common Bible Translation
       ○C 日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1987, 1988