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五十年の感謝 ― 市川喜一先生独立伝道50年・著作集出版記念会報告 ―

  昨年(2006年)の10月28日(土)に京都の荒神橋畔の「くに荘」で標題の記念会が開かれました。鴨川に面し比叡山を望む会場に、様々な立場の三三名の誌友が集まってくださり、主の恵み溢れる一日を過ごすことができ感謝でなりません。五十年来の知友、数年ぶりにお目にかかる兄姉、初めてお会いする誌友にお会いして、本当に嬉しい一日でした。

 午前の集会では、丹羽日出夫兄の司会で、水垣渉先生の「ローマ人への手紙を最初に受け取った人々」と、奥田昌道先生の「五十年の恵み」の二つの記念講演が行われ、それぞれの個性が溢れる感銘深い講演に一同大いに恵まれました。続いて別室で「くに荘」特製の和風弁当で和やかな昼食会、お互いに近況を語り合い旧交を温めました。

 午後も丹羽兄の司会で、久野晉良先生と私市元宏先生の奨励の後、出席者全員の祝賀スピーチをいただきました。お一人ひとりその人の信仰と人生から出る味わい深いスピーチで、主を賛美する祭壇に色とりどりの花輪が捧げられた感じでした。

 その後、わたしたち二人に木内夫妻から花束が贈られ、渡辺正元兄から記念品が手渡されました。このような心のこもった記念会をしていただいたことに万感溢れる思いで答辞を述べましたが、この五十年を恵みによって与えてくださった主と、祈りによって支えてくださった誌友に、短い時間で感謝の思いを尽くすことはできませんでした。最後に、長男の市川信也の手で記念撮影を行い、四時前に解散となりました。
 この記念会には、わたしが信仰の最初期にお世話になったフィンランド宣教師のご長男ヘイモネン夫妻をお招きして、五十年前の宣教師の方々のご苦労の実の一端を見ていただくことができたのも感謝です。

 この記念会を計画し実現してくださった実行委員(木内、丹羽、渡辺)の諸氏に心から感謝します。祈りと献金で出版を支えてくださった誌友兄姉、深い信仰と学識で励ましてくださった先生方への感謝は尽きません。何よりもこの弱くて脆い土の器を五十年にわたって用いてくださった主の溢れる恩恵に、ひれ伏して感謝と賛美を捧げます。   (市川喜一)
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